addiction to you~改善青葉学園~
「あぁ、折れてるぞ」
「じゃあ…何で動かせるんですか」
「気合」
緑はさらっと言った。
「気合ですか…凄いですね」
「「持ってきたよ!ついでに保健のセンコーを連れてこようと思ったけどいなかった」」
ソヨとソラは言いました。
「止血は出来ますか?」
「怪我はよくするが、此処までは初めてだからな…」
「じゃあ、自分に任せてください」
姫はそう言うと、止血に必要な道具を受け取った。
手際よく、姫は綿に消毒液をつけ傷口につけた。
「痛ッ!」
緑の目は少し涙目になっていた。
「我慢してください。傷口から黴菌が入って怪我が悪化しますよ!」
その言葉に緑は黙った。