addiction to you~改善青葉学園~
「太陽は、1年前のこの日に亡くなっていますね…お葬式は自分も出席しました」
「いたんだ」
「深栄は、目に光がなくなっていて周りが見えていませんでしたからね」
姫は静かに言う。
「そっか…」
「如何して、深栄がそうなってしまったか自分は知りません」
姫は日向の目を真剣な目で見た。
「…桜には、教えてもいいかな」
日向は過去に、何が遭ったか話した。
自分を護って太陽が死んだ事を。
「そんな事が…遭ったんですか」
姫は悲しそうな顔をした。
「僕は、あの日から笑えなくなったんだ…太陽を目の前で失ったあの日から」
日向は涙を流した。
「笑えないのは、太陽を目の前で失ったからじゃないと思いますよ」