addiction to you~改善青葉学園~
座っていた男以外、立っている者はいなかった。
「弱いな、お前等。ガッカリだ…そうそう、俺は柿崎 芹だ」
「やっぱり…お前が…柿崎…せ…り…か」
緑は途切れ途切れで言った。
「お前は、青葉の頂点に立ってる男だろ?つまんなかったぜ!じゃあ、死にな」
芹は、緑の顔を踏みつけようとした。
「待て。柿崎 芹」
声が響いた。
聞き覚えのある声。
「…学園長」
「全く、無茶をするなと何回言っても無駄ですね。貴方達は」
学園長は血だらけになっている緑達を見て溜め息をついた。
「学園長が何のようだよ」
「私の大切な生徒を、此処までしてくれたのですから覚悟…出来ていますね?」
ニコッと笑顔で言ったが、目が笑っていない。
その表情は今迄で一番恐ろしい。