addiction to you~改善青葉学園~
独りが嫌だから、いつも笑顔でいる。
イジメに遭うなんてゴメンだから。
笑顔でこの関西弁があれば、皆は自分の傍にいるのだから。
玖流は家に着き、自室のベットに倒れた。
(僕って何でこんな風になっちゃったんだろう…)
そう思っていた。
(本当は、関西弁なんて喋んないし、面白くなんてない。父さんと母さんだって本当の僕を見てくれない…関西弁で面白い子しか、思ってないんだよ!どうせ)
顔を埋めてそう思っていた。
そう思っている間に、いつの間にか寝てしまった。
数時間経ち、目を覚ますと親が誰かと話している声が聞こえた。
「…誰か、来てるのかな」
玖流は、下に降りた。
話し声がするドアが少し開いていたので、そこから中の様子を見た。