addiction to you~改善青葉学園~
stage32 鳥は翼を大きく広げる
*+*
眼鏡をかけた一人の少年がいた。
「如何すれば…自由に生きられるかな」
少年はそう呟いた。
「そんなに自由に生きたいの?」
そんな少年に近付いてきた者がいた。
「鳳明…」
「自由って良いもんじゃねーぞ」
鳳明の後にはもう1人誰かいた。
「自由に生きてるから、そんな事が言えるんだよ…緑は」
「小鳥。俺は前まで自由じゃなかった」
「えっ…」
その言葉に、小鳥は驚いた。
ずっと自由に生きてきたと思っていた。