addiction to you~改善青葉学園~


「だから、眼鏡をかけてんのか」

「前は、眼鏡かけてなかったもんね」


緑と鳳明は言いました。


「その人格は、僕と違って強気で喧嘩が大好きなんだ…だから、僕…怖くて…いずれ、もう1人の僕が僕になっていくようで…」

「正反対だな」

「小鳥は、内気で喧嘩嫌いだよね」


そして、3人は黙り込んでしまった。


「でもさ、それも1人の小鳥だよな」

「えっ…でも、全然僕と違う」

「内気な小鳥も強気な小鳥も、1人の人間だからね性格が違っても同じだ」


鳳明はニッと笑った。


「緑…鳳明…」


小鳥は呟いた。


「安心しろ。もう1人の小鳥が出て来ても俺達がいる」

「そうそう!」


緑と鳳明はそう言って、笑った。


「ありがとう」

「そうだ、小鳥さ高校何所行くか決めたか?」

「受験だってのは、理解してるけど…まだ決めてない」


小鳥は言いました。







< 237 / 368 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop