addiction to you~改善青葉学園~
「だから、眼鏡をかけてんのか」
「前は、眼鏡かけてなかったもんね」
緑と鳳明は言いました。
「その人格は、僕と違って強気で喧嘩が大好きなんだ…だから、僕…怖くて…いずれ、もう1人の僕が僕になっていくようで…」
「正反対だな」
「小鳥は、内気で喧嘩嫌いだよね」
そして、3人は黙り込んでしまった。
「でもさ、それも1人の小鳥だよな」
「えっ…でも、全然僕と違う」
「内気な小鳥も強気な小鳥も、1人の人間だからね性格が違っても同じだ」
鳳明はニッと笑った。
「緑…鳳明…」
小鳥は呟いた。
「安心しろ。もう1人の小鳥が出て来ても俺達がいる」
「そうそう!」
緑と鳳明はそう言って、笑った。
「ありがとう」
「そうだ、小鳥さ高校何所行くか決めたか?」
「受験だってのは、理解してるけど…まだ決めてない」
小鳥は言いました。