addiction to you~改善青葉学園~


「まっ、本名でやってないからな」

「なんて名前なんですか?」


姫は訊きました。


「霧」

「きり…霧!?」


煌紅は驚いた。


「如何したんですか?」

「だって、霧って女のモデルだぞ。霧々は男だろ!俺は生まれた時から一緒だったんだ」

「いや、俺は女だけど」


その場が、静まり返った。



「「「「「ええぇぇぇぇぇぇええええ!!」」」」」



そして、一声に叫んだ。


姫は叫んでないけど。


「あれ?皆さん、気付いてなかったんですか?」

「桜は気付いてたのか?」

「如何見ても女性ですよ」


姫はハッキリ言った。


「えっ!?だって、俺はずっと一緒にいたのに…えっ」


混乱する煌紅。


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