addiction to you~改善青葉学園~


「でも、今は俺も此処のクラスの一員だ!仲間を護りたい」


芹の目は真剣だった。


「まっ、お前なら頼もしいけどな」


叫び声が聞こえた所に行った。


そこは、血が飛び散っていた。


大きな男がソヨとソラの髪を掴んで、ぶら下げていた。


2人はやられていて、無抵抗。


「ソヨ!ソラ!」


緑は叫んだ。


「何だ?お前、こいつ等の仲間か?」

「あぁ、そうだ!俺はこいつ等の仲間だ」

「名は?」

「新川 緑」


緑はハッキリと自分の名を言った。


「お前が、此処の頂点にたっている男か…じゃあ、お前を倒せばこの学園の頂点に立つのは、俺か?…いいね、それ」

「兄貴、やっちまおうぜ」


隣にいた、子分と思われる男が言った。


「あぁ、勿論だ」

「簡単には、やられねーさ!」


緑は言った。


緑の顔つきは、少し″血濡れの死神″の時のようになっていた。



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