addiction to you~改善青葉学園~


「気付いてたけど、好意を抱かれてるって事に気付かなかったんだね」


藍瑠は言いました。


「やっぱり、嘘ですね!自分を、明るくしようとしてくれたんですよね!藍瑠」

「…何その、スペシャル解釈」


藍瑠は苦笑いで言った。


「スペシャル解釈?」


姫が首を傾げた。


「何でもないよ」




そして、しばらく仲良く話していた。


「やっぱり、藍瑠といると安心出来ます!あっちでは、新川が安心…出来たんですけどね」


姫は悲しそうに呟いた。


「1番信頼してた人って、新川って人なんだね」

「はい、部屋も同じで仲良く出来ました」


姫は笑顔で言いました。


その姫の笑顔を見て、藍瑠は微笑んだ。


「でも、言われちゃいましたから」


姫は哀しそうに笑った。


「…姫」


その笑顔を見て、藍瑠は静かに呟いた。





「大変だよ!」


その時、亜月がやって来た。


「如何したの?」

「校庭に、青葉の生徒がやって来て″桜 姫に会わせてくれ″って言ってるんだ」


亜月は言いました。



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