addiction to you~改善青葉学園~
「…じゃあ、僕に近付かないでよ」
日向はそう言い残し、何処かへ去って行った。
「アイツの過去は、誰も知らないんだ」
鳳明は言いました。
噂好きの鳳明でさえ知らない日向の過去。
「秋津でも知らないんですか…」
「さて、面倒だからもう寮に戻るか」
欠伸をしながら眠そうな顔で言う緑。
緑の言葉に1-Dは皆、賛成した。
このクラスのリーダーは緑。
それに従うのが当たり前なのだろう。
「桜。お前も行くか?」
「授業は…まっ、待ってください!」
姫も後を追った。