addiction to you~改善青葉学園~
その時、誰かが近付いてきた。
「緑!!刃の部屋に、猫がいるって!!」
鳳明が突如現れた。
流石、噂大好きな情報屋。
情報収集が早い。
「刃?」
「武士だ。自分の事を、″拙者″言う変な奴。1-Dだぞ」
「そんな人いたんですか?」
「刃は、修業ばっかりしてて教室にほとんど来てねーぞ」
少し溜め息交じりで言う。
「とにかく、早くその人の所に行きましょう!」
「案内する!ついて来い」
「はい」
姫と緑は走り出した。
「いってらっさ~い」
鳳明は手を振って見送った。
情報収集は得意だが、そういうのは苦手。