addiction to you~改善青葉学園~
「此処だ!刃!無事か」
緑は部屋をバッと開けた。
部屋には猫と格闘中の1人の男がいた。
猫が顔を引っ掻いて身動きが取れない様子。
「りょ、緑か!助けてくれ!この猫が拙者を…いててててっ」
しゃがみ込み姫は手を差し出す。
「柚留。おいで」
姫の声に、刃を引っかいていた猫が動きを止めて姫の元に来た。
「その猫は…おぬしのか。んっ?誰だおぬしは」
「今日、この学園に転入して来た桜 姫です!すみません…自分の猫が…」
姫は深く謝った。
「いや、拙者が未熟だっただけだ。拙者の名は、冬木 刃と申す!宜しく頼むぞ」
刃は立ち上がり言った。
立ち上がると、とても身長が大きかった。