addiction to you~改善青葉学園~
「す…すみません」
その圧力に謝ってしまった。
返事を聞いてニッコリ笑顔を見せた。
「解ってくれたならいいですよ」
「桜!お前…ソイツは、2年生の№2だぞ!なのに、拳を止めるなんて…何者だ?」
「高校生です」
「いや、それは判ってる」
「はぁ~!見つかって良かった。秋羅、来地。今度、勝手にいなくなったら怒りますよ」
姫がそう言うと、猫達はしょぼんと落ち込んだ。
大好きな飼い主に怒られて反省したのだろう。
「見つかって、良かったな!桜」
「はい」
姫は満点の笑みで答えた。
その笑顔を見て、その場にいた者は顔を赤くした。
(アイツは男だ!男だ)
皆はそう思っていた。
「大変だ!変な生き物がいる」
鳳明がやって来て言った。