“涙空”㊤
『あっ!彼氏の和紀!』
『あぁ!ずっと前に言ってた和紀くん?まぁずいぶんカッコィィじゃない!どうぞ!ゆっくりしていってね!』

「ありがとうございます!」

私と話していた声とは別に凄く大人っぽい声だった。

『じゃあ行こ!』

私は二階に上がる。

一緒に和紀もついてきた。

『ここだよ!つぅか初めてだよね!ゴメン!何か散らかってる!』

私は急いで片付けた。

「ここが美佐ん家か!スゲェェ!ピンクやな!姫って感じ!」

『そぉかな?』

私の部屋はピンクばっかりで本当に姫系。

『あっ!ねぇ!和紀って私の何処に惚れた?』

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