“涙空”㊤
『もぅ!』

私は周りの人に怒る。

『でもぃぃじゃん!美佐は彼氏がいて…彩はいないんだよ!意味わかんないよ!』

『何言ってんの!彩!啓先輩は?』

『啓先輩とはもぅあんまり上手くはいってない』
彩は下を向いて寂しそうな顔をした。

啓先輩は彩とずっと付き合ってて私達の1こ上の19歳。

かなり仲がよくて結構みんなから知られている感じだった。

『彩…何かあったの?』
『美佐…ここじゃあ言いづらいから今日は最後まで学校いて…帰り一緒に帰ろ…』

『わかった…』

周りにはクラスの人がいたので私達は帰り一緒に帰る事にした。



『帰ろ…?』
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