“涙空”㊤
『どうしたん!?てか…早坂は?』

私は黙ってしまった。

『彩…お願いだからビックリしないで…あのね…啓太が風邪で休んだ日あるじゃん…あの時…私…啓太ん家にお見舞いに行ったの啓太の家着きかけの時に転入生の中野春奈いるじゃん…その子が啓太ん家に入って行ったんだ…啓太もパジャマじゃなくて…私服で…やっぱり隣同士やし…』

私はすべて彩に話した。
彩は私の言葉一言一言をしっかり聞いてくれた。
『美佐…そんな事があったんだ…別れたの?』

『私が別れよう!って言った…』

『そっか…』

ちょうどチャイムが鳴った。

私は彩とバイバイし席に着いた。

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