“涙空”㊤
「ねぇちゃん!」

私の肩を叩いてこの声が聞こえたので後ろを振り向いた。

見ると全然知らない人だった。

茶髪に派手な高校生ぐらいの人2人だった。

『あの…誰ですか?あっ!!道がわからないんですか?』

「ハハハ!この子カワイイ!よかったら今からどっか行こうぜ!」

2人の男が私を引っ張る。

『ちっ!ちょっと!ヤメテ!』

私は頑張って逃げようとしたけど男の手はかなり力があった。

私は目をつぶった。

「テメェ!何する!」

私は目を開けた。

そこには和紀の姿があった。

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