“涙空”㊤
『あっ!美佐!遅くなってゴメンね!もう大丈夫なの?』

『うん!大丈夫!ゴメンね!心配かけて!』

『いいのよ…あっ…でもお母さん…ちょっと話したい事があるんだけど…』

いい話ではない…。

お母さんの顔は泣きそうだった。

お母さんは泣きそうになりながらもご飯の準備をしている。

私はソファーに座り黙り込んでしまう。

『さっ!出来たよ!』

お母さんはそう言ってご飯を机に持ってきた。

『うゎァァ!私の大好きなハンバーグだぁ!いただきます!』

私は元気よく『いただきます』をして食べた。

私が食べ終わって食器を台所に持っていきいつも通りテレビのアニメを見る。

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