散弾銃プレアデス



原伸吾と安原葵は、疑っていた。


したいこと、できること、するべきこと。

人を殺すこと、生かすこと。





すばるを守りたいと願い続けてきた安原は、広がる未来へ投じる一手を持ち得ていない。

原もまた、そうだった。

大切な人を守る力を願っても、実際は不本意であっても国の為に動くだけ。



何も出来ない。
守れない。






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