散弾銃プレアデス



するりと離れる安原の腕。



「隊長」
ふと、すばるが口を開いた。



「あたし…よくわかんないけど、隊長と離れたくないです」


「奇遇だな。俺もお前を離したくない」










「…安原隊長」

皆瀬、と降ってくる声にそっと応える。

安原を見て微笑めば、優しく返る暖かな表情。







ただどうしようもなく、安原から目が離せないでいた。





< 170 / 288 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop