散弾銃プレアデス
「戦闘機が上を飛んでるってことか?だけど、先発隊が……まさか」
「……みうさん、」
「心配すんな、すばる。
さっきの、確認報告しないと…手伝ってくれるか?」
うん、と応えたすばるの笑顔が少し陰った。
だが、実際のところ戦局は悪いのだろう。
先発隊の目的は「威嚇」だっだが、相手の侵攻によっての「対応」は許されていた。
それなのに。
まさか、一・二班、合計6機のラファールが撃墜された?
仏語で「疾風・突風」の名を冠した航空戦闘機「ラファール」は、武装搭載能力に欠けているものの機動力はなかなか高レベルな位置につけている。
ちょっとやそっとの攻撃には堕とされないだろう。
ましてや、軍事力の少ないテロ集団などには。