僕は彼女の事を二度愛していた
そこで目が覚めた。
ただ、夢を見ていたとは、はじめ気がつかなかった。床に視線を落とせば、そこに女が倒れている。そんな感じがした。それくらいに、僕の掌には女の首の細さ、柔らかさが残っていた。
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