僕は彼女の事を二度愛していた
その事実が、執拗に僕を追い立てる。
「望!」
「望、起きろよ。」
「起きろってば・・・。」
何も反応がない。
今、感じている世界から、別の世界への境界線にいる事に気がついた。
(まずい、このままじゃまずい。)
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