僕は彼女の事を二度愛していた
「ねんねこ、ねんねこ、ねんねこなぁ・・・。」
終わったはずなのに、どうしてもあの歌が頭から離れてくれない。
すぐに頭を起こし、周りを確認する。
「ど、どこだ・・・?どこにいるんだ。」
叫んでも、歌は消えない。いっそう、僕の頭の中を浸食しようとする。
「ねんねこ、ねんねこ、ねんねこなぁ・・・。」
「ねんねこ、ねんねこ、ねんねこなぁ・・・。」
恐怖で、変になりそうだ。
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