僕は彼女の事を二度愛していた
時計を気にし、ため息をつく彼女。空を見上げ、物憂げな表情になる彼女。デートの待ち合わせでよく見る光景だ。
それを見ると、僕はまた切なくなった。
彼女の顔を見ている事がつらくなり、少しだけ視線を下げた。ちょうど彼女の首辺りだ。
< 83 / 264 >

この作品をシェア

pagetop