僕は彼女の事を二度愛していた
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「いや、ホントにすみません。」
どんなに拭っても、汗が吹き出し続け、拭いきれない。
「気にしないで下さい。待つのって好きなんです。なんかワクワクするって言うか・・・変ですよね?」
「そんな事ないですよ。こっちこそ、メールでも出来れば良かったんですけど、あいにく電池が切れちゃったみたいで。古い携帯はダメですね。」
言い訳がましくテーブルの上に、携帯を置いた。確かにその携帯は、傷だらけでボロボロだ。付いているストラップも、色の禿げたフィギュアがついていてみすぼらしい。
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