7つのキス
ここは小さなひとけのない海岸。海にいるからすぐ戻れるのですが…。なんだろう、この気持ち。
「戻りたくありません!!………あとちょっとだけ、らきさんと話したい……です…。」
つい勢いで出てきた言葉。…でも、本当に。
らきさんは私の事を心配していってくれているのに…、どうしてらきさんの言葉にショックを受けているんでしょう?
でも昔感じた暖かくて懐かしいこの感じを…終わらせたくないと思いました。
「ダメだ。今は体の方が大事だろ。」
「…。」
…そんな事分かっています。
らきさんは、そうやってみんなに優しいんですか?
変な見えを張る私は俯いて黙ったままです。
…らきさんは私の事を心配してくれているのに…、なにやってるんでしょう私。