7つのキス


「鈴、確かにそうだね。色んな性格の人だっているよね。」


「はい!そうですよ!」


かりんちゃんは私の気持ちをわかってくれたんですね!
また私は笑顔になりました。


「でもね、鈴…。」


「えっ?」


急に声のトーンを落とすかりんちゃん。


「やっぱり危ないと思うよ。鈴は優しいしすぐになんでも信じちゃうんだからっ!」


「そんな、私…。」


かりんちゃんは私の事そんな風に思ってたんですか?



「そこが鈴のいい所なんだから。」


「えっ?」


「そんな鈴だから私は鈴が好きなんだよ。もしらきって人がいい人だとしてもその鈴の優しい性格を利用する人間に見つかったりでもしたらどうするの!?」


「かりんちゃん…。」


かりんちゃんは私を心配してくれるんですね。やっぱりかりんちゃんはすごくいい友達です。


「大丈夫ですよ。私がらきさんとあった場所は私が毎朝朝日を見に行く場所で、小さいな海岸だからあまり人間に知られてないみたいですし。」


にこにこしながら話す私に観念したのでしょうか。


「ったく~。鈴はなんでそう簡単に信じちゃうのよー。
この事他のみんなが知ったら大変だから、このことは秘密にしてあげるけど、何かあったら私に言うんだよ?」


「はい!」

やっぱりかりんちゃんはいい友達です。大好きです。

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