詩、始めました。
【砂漠の 獏 漠然と】


考えがまとまらず 漠然

喜びも 悲しみも 今は遠く

人の悪夢を食う おいら

なんだかもう 腹いっぱい

抱えきれずに吐き出した

涙と一緒に吐き出した

まだまだすっきりとはしない

そういう時も あるのだろうと

砂漠の獏は漠然と


暗い夜空に 星ひとつ

きらりと光る 星ひとつ

見上げた獏は 目をほそめ

にやりと笑い また泣いた

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