逃げ道なし!
今、ピクリとも動かない銅像が・・・・・・・・・・・歩いてきたとでもいうのだろうか?


"まさかな・・・・・。"


神谷は楽天的に考えたかった。


近づいてみて解った。



銅像はランドセルらしきものを背負っていたが・・・・・・・・・・薪のようだ。


神谷は小学校の頃に見た、"二宮金次郎"を思い出した。



神谷は、自分の学校にあるのを知らなかった。



動く気配のない銅像を見て、神谷は光の方へ、足早に近づいていった。



銅像の前を通り抜けようけようとしたその時!?


「アアアアァ!!ウルサーイでぇぇぇぇぇ〜!!」




"バキバキバキバキバキ!?"


二宮金次郎は、本を読む姿勢のまま、腕を思いっきり振り下ろした。



机は破壊された!!
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