逃げ道なし!
川瀬「嘘でしょうー?爆弾?」


川瀬はおそるおそる、柔道部のドアの隙間から、様子を伺うと、そいつはでてきた。


「ウッ・・・・・・!」

川瀬は声がでそうになった

もの凄い"悪臭"とともに、現れた"もの"はあまりにも想像を絶していたのだった。


そいつは、手が"六本"あった。

そして、"這う"ようにして歩き、しかも、バカでかい身体なのに素速く、軌道は"残像"として、残り・・・・余計に大きく見させた。

全身が"黒茶色"、気味の悪い位の"光沢感"。

"折り畳まれた羽"がみえていて、長い触覚が"ダラン"と垂れている。


川瀬「なんだ!?
まるで、でけぇ"ゴキブリ"じゃねぇか!」


ゴキブリは"ササササ"と、柔道部の前を通り過ぎて、一番奥にある、弓道部の方へ入っていく。


そいつの通った後は、"黄色い液体"が伸びている。


それが悪臭を放っているようだ。

弓道部の部屋からでてくると、ゴキブリは振り返り、"ナニカ"を口から出していた。

そして向かい側の部屋へ入っていく。

"もしかして、俺を探してんのかよ〜??
勘弁して!"


奥から"四番目"に柔道部はあった。


川瀬は、恐怖で身体が"ぶるぶる"と震えだした。
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