逃げ道なし!
川瀬は、刹那の差で本館へ着くと、慌ててドアを締め、鍵をかけた。


川瀬「セッ・・・・セーフ!ヤバすぎでしょこの状況!?
なんだっ?
あれは!?」


ドアの前で川瀬はため息をついた。


川瀬は既に、汗びっしょりだった。


"ドーン!"



"ズドォーン!"



鉄製のドアが凹んでいく。

ドアに寄りかかっていた川瀬は、衝撃で吹き飛んだ。


川瀬「うわぁっ!
マジっすかぁ〜!
ゴキブリが体当たりしてるっていうのかよ?」


起きあがった川瀬は、急いで玄関の方へ走りだした。


玄関に近づくと、ドアが壊れる音がした。


川瀬が玄関の目の前に着いた・・・・・・・その時!!


川瀬は前のめりに・・・・・"吹き飛んだ"。



川瀬「イッテェ〜!」


すぐに、起きあがろうとした川瀬は・・・・・・・身体の"異変"に気づいた。


体中にゴキブリの身体からでた"らしい"、液体が付いている。



"ネバネバ"して身動きができなかった。





川瀬「なんだ?
熱い!
熱いよぅ・・・・。
うわぁぁぁぁ!」


川瀬は苦悶した。
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