逃げ道なし!
光の中から"何か"は声を発した。

「エヘヘー!ここ大学?おなかペコペコー!」



"ナニカ"は、言った。




そいつの存在を認識するのに、九重は"二秒"かかった。





九重は、
















・ ・

"虚の世界"



に入ったことを、理解した。




「あれぇぇぇ〜ん、ここって・・・・・学び屋・・・・いんや大学だよねぇぇぇ?」




"そいつ"は九重に向かって言っている。
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