逃げ道なし!
九重は静かに本を閉じると言った。



九重「おまえは・・・・・・・ほんとうに学ぶ気があるのか?」



?「バッカァモン!小生は貧しいながらも学んで家族を楽にするんじゃぁぁぁぁ」


銅像は口から液を垂れ流しながら、叫んだ。


九重「お前は知ってるのか?お前はただの銅で作られた人形で、いくら勉強したって頭に何も残らないことを。今、お前を突き動かしてるものは・・・・学ぶ事を利用しての低俗の欲求・・・・・食欲を満たすことだけなんだろう?」


?「ばっかぁもん!僕は家族の為に学んどるんじゃあぁぁ!」


九重はゆっくりと銅像に向かって歩いていった。



九重「それじゃ、お前の背中にあるものはなんだ?お前の口から垂れ流しているものはなんだ?」


?"!??????"
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