平安物語=短編集=【完】





――――――


藤壺の葬儀が終わり、自室に引きこもっていた。

誰にも…登華殿にも会いたくなくて…


こうして、藤壺のことだけを想っていることが
ずっと私を愛してくれていた藤壺への、
せめてもの罪滅ぼしだと…



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