君と僕。2
「彼、どんな人なの?」
君は「かっこよくて、優しくて心配性な人です。」と嬉しそうに話す。
僕は、その言葉を聞いて嬉しくなった。
心配性は、余計だけど。
君の隣に座ってる、女子社員が「もう、全部済ませちゃったの?」と皆に聞こえない様に君に質問する。
僕は、聞こえてしまったけど、聞こえてないフリをした。
僕は、パッと君の方を見る。
君の顔が真っ赤になっていた。
はじめて見るそんな君の顔。
僕は今、以上に君を愛しく思った。