まだ、すき
「展望台があるんだって~
お金かかるらしいけど行ってみよっか」
「うん!行きたい!」
陽が沈んでから、あたし達はランドマークタワーの展望台に行く事になった
初めてで、ちょっと緊張…
エレベーターに乗って、うちらもう「やばい!はやい!」しかいえなかった。
展望台ゾーンにつくと、目の前にはもう素晴らしい夜景が
あたしはその景色に酔いしれていた
「ねえ…」
直人が暗い表情で話し掛けてきた
「ん?どした」
「あのさ…俺の事どう思ってる…?」
「…なにそれ、付き合ってんだから好きにきまってんでしょ?」
「それならいいんだけどさ…
ほら、連絡も俺からだし、メールも素っ気無いし、
学校でだって、いつも俺から話し掛けに行くでしょ?
なんかいまいち亜紀の気持ちが分からないってゆーか…」
あたし…自分を傷つかないようにするのに必死で
直人の事不安にさせてたんだ…
「そんな事ないよ。あたし直人の事大好きだよ。」
「そっか…良かった」
そう言って笑った直人の顔は今でも覚えてる
ごめんね。もう距離を保つのとかやめるから
不安にならないで