小さな命~3歳になれなかった子~
*この子だけは・・・連れて行かないで!!
「もしもし?カンナちゃんのお母さん?
カンナちゃん、一度呼吸が止まりまして、今、人工呼吸をつけて蘇生中です
いったい、今どこですか?早く、早く来てください」
切羽詰った看護師の声
「あの・・カンナは、娘はどうなるの?死んじゃうの?」
震える声でか細く聞く私
「詳しくは、病院で話しますので、とにかく早く来院してください」
ハイ。とつぶやき涙を流しながらタクシーを探す為走った
ユウには目もくれないで突っ走る・・・。