小さな命~3歳になれなかった子~
*プロポーズ (ユウ side)
カンナちゃんの状態が落ち着いたところで
一息いれることにした
そして、ミサが静かに話し始めた・・・
「カンナはね、前の彼との間にできた子なの。
でも彼はカンナのこと知らないんだ
私一人で産んだの。でも、妊娠していることも分からないで
彼と別れたことが悲しくてたくさん遊んだ
気がついたらカンナがいて、そして流産の危険性があったんだ
そのまま入院。安静にしていたんだけど、カンナ、普通の子より
3ヶ月も早く産まれちゃって・・・
産まれた時は体重が980g・・・小さかったんダァ
ネェ、ユウちゃん。初めて逢った日のこと覚えてる?
あの時もカンナ、肺炎になってて
生死を彷徨っていたときだったの・・・」
あの時のミサ、酷く暗い顔をしていた
こういうことだったんだ・・・