小さな命~3歳になれなかった子~
――・・・その時!
ヴーヴーヴー・・・携帯がふるえだした
知らない番号・・・普段なら絶対に取らない
でも、もしかしたら彼かもしれない!!なんて淡い気持ちで出た
「もしもし?今日、駅で道を尋ねたユウですが・・・」
彼からの電話に胸がときめいてしまった
西九条に今ついたと。外回りに乗ってしまって、かなり焦ったと話してくれた
というか、本当に電話があるなんて思ってもなかった・・・
これがユウとの出会い
こんなに自然にあなたの胸に飛び込めたのも
あなたの優しい人柄に、この時点で恋焦がれていたのかもしれない・・・