小さな命~3歳になれなかった子~
早く立ち去りたいのにママは話しをやめない・・
「結婚は?いつしたん。なんや全然連絡してないうちに大人になったナァ」
「結婚は来年するよ。そりゃ、連絡とろうにもアンタ、ケー番変わってるやん?」
「ゴメンナァ。ミサ。あのさ・・・」
「っつーかぁ、今さら母親面されても困る。ミサはミサの家族いるしぃ」
ママの話しを遮ってしまった・・・
「ミサ、ほんまにゴメン。ママ勝手だったよね?でもなぁ、孫・・・は嬉しいって言うか・・」とママもめげずに話しを続ける
今さらなんやねん。って気持ちが大きくなってきた
孫?カンナのおばぁちゃんになろうとかしてるわけ?
むしが良すぎる・・イライラが頂点に達した
「ゴメッ、この子、アンタの孫ちゃうし。ミサの両親はおらんねん
もう、二人とも死んだってことになっとる。
だから、二度と顔見せんといて!!」
その場から逃げるようにカンナを抱いて走った・・・