小さな命~3歳になれなかった子~


家に帰ってからも何もしたくない・・・

このもやもや感はなんだろう・・・



ユウが仕事から帰宅しても、微動だにしていないミサ・・・


唯一カンナがユウのところまでハイハイで行き抱っこされていた




「ミサ?なんかあったん?」

「んー?いやっなにも・・・」

「ミサ、嘘下手やし。言うてみぃ?」

「今日なぁ、たまたま・・・お母さんに会って・・。
でも、急だったし、ミサ・・キッツイ事言うてもうたわ」


自然と涙が頬をつたう


ユウは何も言わずただただ頭をポンポンと撫でてくれた






< 77 / 118 >

この作品をシェア

pagetop