キャラメル
その手はとても暖かくて大きくて
優しい手だった…




あたしはがむしゃらにコートを
走り回った。




ボールを追いかけのに必死で,
もうキツさなんて忘れていた




『ピーッ!!』




試合終了の笛が鳴った





50対42




ウチらのバスケット人生はこれで
おしまい…




ベンチに戻ってみんなで
抱き合って泣いた…




ツヨシも少し泣いていたみたい。



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