温かい光


「私の最後の彼氏がケンちゃんで良かった。すごく幸せだったよ。…ケンちゃん、愛してるよ」





遥は精一杯笑った。
ケンちゃんは何か言ったようだが、遥にはもうケンちゃんの声は聞こえなかった。





それでもわかる。





“俺も愛してる”





遥の目からも涙が流れた。






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