過ちA
何を根拠に・・・・。

男はそう思った

そうすると

その思いが通じたのか

女は言った

『だって

あたし、女子高生だし。』

ぶはっ

男はその返答に

思わず噴出した。

それは

コノ光景に

1番ふさわしくない

なんとも

他愛のない

会話だった。

ククッと

笑いをこらえ

そして言った。

『女子高生でも

殺せるよ。』

女は少し顔をこわばらせた

しかし

『でも、

お前は

面白いから殺さない』

そう言った。

その答えに

女は

『そっか』

と返した

『俺を

かくまってくれる?』

・・・・・・・・・

少しの沈黙

女は

覚悟したように

返事をした

『いいよ』
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