君といた日
そう思いながら

リビングへと行くと

案の定

お母さんは

帰ってきていた

「ねぇお母さん」

お母さんを

呼ぶようにして

言ってみる

「何?」

笑顔で言われたので

言葉が詰まってしまう

「し、しーちゃんってさ
彼女いたんだね!!」

噛んだよ…

絶対噛んだよ

「そうなのよ!!
お母さんもさっき紹介
されたのよ!!」

早く顔が見たい…

そう思いながら

お母さんと喋って

いると

しーちゃんがリビングに

やってきた

その後ろには

しーちゃんの彼女さん

あれ?この人の

顔どっかで

見たことある

「紫、紹介するよ
彼女の紗羅」

紗羅さん?

どっかで?

「ヨロシクね紫ちゃん
って言っても初めて
じゃないもんね!!
紫ちゃんの同じクラスの
瀬山遊樹(ユキ)の姉です」

瀬山遊樹…

あ!!思い出した

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