君といた日
だけど…

心の奥底で

想っているんだ…








時雨が好きって━━━。


だけど

一緒に居たら

またどちらかが

傷付くだけ

傷付いてしまうん

だったら

一緒に居ない方がいい

どうせまた

辛いだけだから…




私はそう心で

呟きながら

ゆっくりと歩き

家に着く

静かにドアを開けて

自分の部屋に向かう

「紫、ご飯は?」

リビングから

顔を出して

私に問掛けて来たのは

お母さん
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