君といた日
救い
そうだ…教室に

行かなきゃ行けないんだ

また屋上の

重い扉を開ける

「ねぇ李花…
本当はいいんだよ
アタシとなんか居なく
たって…」

そうだよ李花…

私といたら

李花まで軽蔑

されてしまう。

そんなのは絶対嫌だ

「この李花様が!!
居たいんだから
好きにさせなさい!!」

李花の言葉に

圧倒されてしまう

「はい…」

その後に李花が

小さくよろしいって

言っていた

教室のドアを

強く開ける

そして自分の席に着く

「ねぇ李花どうやって
女子に言うの?」

このいかにも

楽しい状況でどうやって

言うかが問題

「ちょっと待ってて
女子集めてくるから!!」

そう言われ

李花は女子を集めに

行った

私は教室全体を

見渡すと

一人目に焼き付く

人がいた

私はその席へと

小走りで行く
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