君といた日
あれから

何日かたち

クラスほぼ全員に

言うことができた

もちろん担任も

知っている

知っていないのは

担任以外の

教師達

私が思っていた程

皆、軽蔑は

しなかった

だけど受け止めて

くれない人もいた

その人を除いては

皆が分かってくれた


その人はきっと

認められないんだろう

それは私も同じ

その人以上に

「認められない」と言う

気持ちがある

だけど認めなきゃ

いけない

ここで私の背中を

押してくれる人

なんていない

自分自身の問題

なんだから

暗闇から一人で

抜け出すしかない

誰にも迷惑

かけたくない

かけてしまったら

自分が弱いような

気がしてしまうから


その日の学校の

帰り…

まだほんの少しだけ

見えていた色が

消えた―――。

私は空が大好きだった

だけどもう

見えないんだ

でも現実を

受け止めるしかない

自分自身の

ことだから
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