君といた日
「ご飯にしましょうか」

今日のカレーは

美味しそう

「いだだきまーす」

私の後に時雨も

言った気がする

「時雨君って紫の
彼氏?」

はぁあ?

飲んでいた麦茶を

吹きそうに

なったじゃないか!?

「そんな訳ないじゃん!!
心臓に悪い!!」

あーヤバイヤバイ

最近のおばさんは

何でも聞いてくるから

恐い!!あー恐い!!

「お母さんは紫に
聞いてるんじゃないの
時雨君に聞いてるの」

いやぁお母様

そういう問題じゃなくて

「紫は彼女とか
そういうんじゃなくて
俺にとっては無くては
ならない存在です」

へぇーそう思って

くれてたんだ

何か嬉しいかも

「ね?言ったでしょ
お母さん」

でも本当に

そう思ったんだ

彼女なくても

「無くては
ならない存在」って

言うのが

本当に嬉しかったよ
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